トロント・ブルージェイズに所属する岡本和真が7月以降に、打撃成績を大きく落としている。米メディア『Sports Illustrated』が打撃データをもとに紹介している。6月にwRC+154を記録した岡本だが、8月には0まで低下したという。その背景には、対戦相手の投手陣が施したある対策があるようだ。
フォーシームへの対応に変化
5月から6月にかけて、岡本はストライクゾーン内のフォーシームに対して長打率.660、xwOBA.426を記録していた。さらには、バレル率20.6%、ハードヒット率55.9%と、強い打球を量産していたことがうかがえる。
しかし、7月に入ると、フォーシームに対するバレル率は5.3%にまで低下。ハードヒット率も、36.8%まで下がっている。一方で、内野フライ率は8.1%から22.2%まで上昇。岡本がフォーシームを仕留められなくなると、相手バッテリーは変化球を軸とした攻めも増やしてきたという。
変化球に対しても強い打球が消える

変化球の中でも、特にスライダーやスイーパーに苦戦していることが分かった。7月以降は、この2球種に対してハードヒット率とバレル率はいずれも0%だ。しかし、空振り率は43%前後で好調だったころと変わらない。つまり、バットには当たっても、強い打球に繋がっていないということだ。
さらに、5月には9.6%だった四球率は、8月はこれまで0%。結果を求める焦りから、早いカウントで勝負を仕掛ける場面が増え、相手バッテリーもゾーンの際を攻めるようになったと分析されている。直球への対応を取り戻せるかどうかが、岡本の今後の打撃成績を左右しそうだ。
