クリスタル・パレスが、大きな転換点を迎えている。英紙『The Guardian』が2026-27シーズンの展望を紹介した。昨季までオリバー・グラスナー監督の下で、5月末にカンファレンスリーグで優勝し、直近12ヶ月で3つのトロフィーを獲得している。そんな成功を収めたクリスタル・パレスだが、指揮官が去ってしまい、新体制には不安材料が残されているという。

グラスナー退任でサージュ新体制がリスクを抱える

グラスナー監督の後任には、昨季RCランスをリーグ・アン2位とクープ・ドゥ・フランス優勝へ導いたピエール・サージュ監督が抜擢された。同監督のプロレベルでの指揮経験はまだ100試合に満たず、今季はヨーロッパリーグとの両立も求められる中、同紙は「リスクのある人選」と評している。

戦力面でも、DFマクセンス・ラクロワの退団で守備陣はリーダーを失った。一方、鎌田大地が新たに結んだ1年契約により、昨年のFAカップ決勝の先発メンバー11人のうち8人は残留したことになる。

1月の大型補強が今夏の財政事情を圧迫

画像: 1月の大型補強が今夏の財政事情を圧迫

パレスは1月にヨルゲン・ストランド・ラーセンとブレナン・ジョンソンの獲得へ約8000万ポンド(約173.6億円)を投じた。だが8月にはそのジョンソンをエバートンへ放出し、ドワイト・マクニールとの交換に合意した。この一連の補強・放出により、今夏の補強予算はさらに限られている。ダニエル・ムニョス、アダム・ウォートン、イスマイラ・サールら主力の流出阻止も不安材料だ。

新監督が直面する最大の課題として、同紙はチームの攻撃力向上を挙げた。昨季はオープンプレーからの期待得点に対して得点数が伸びず、その差は1試合平均0.31点だった。同紙記者陣による今季の平均予想順位は16位で、開幕から早くもサージュ体制の真価が試されることになる。

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