アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)でインテル・マイアミのリオネル・メッシが予期せぬトラブルに見舞われた。白熱した試合の裏側で起きた、ある「決定的瞬間」がカメラに捉えられ、MLSの規律委員会は事後調査の末にメッシへの処分を下している。

メッシが相手の後頭部をはたくもノーファウル

問題の場面が起きたのは、8月19日(現地時間)にインテル・マイアミがフィラデルフィア・ユニオンと対戦した一戦だった。英メディア『Goal.com』によると、試合は2-2の引き分けという結果に終わったが、後半に入ると両チームの選手が入り乱れる荒れ模様の展開に。先にゴールを決めていたメッシだったが、その後同点に追いつかれたインテル・マイアミが勝ち越しを狙って攻勢を強めるなか、相手チームのクイン・サリバンとボールのないところで小競り合いが起きた。

SNS上で瞬く間に拡散された映像には、メッシが振り上げた左手がサリバンの後頭部にふれ、その後、両者が顔を近づけて激しくにらみ合う様子がはっきりと映し出されていた。この場面で、主審はメッシに対してファウルやカードの提示といった判定を下さなかった。

出場停止を免れたメッシに科された代償

画像: 出場停止を免れたメッシに科された代償

この試合の終盤にはクインの弟であるキャバン・サリバンが別の小競り合いで退場処分を受けた。試合中はお咎めなしとなったメッシだったが、試合後にカメラが捉えた映像が波紋を広げる火種となり、MLSの規律委員会が正式な調査に乗り出している。同委員会は試合映像を事後に検証し、ピッチ上での審判の判定に関わらず処罰を下す権限を持つ。

米メディア『Yahoo Sports』によると、MLSは現地8月22日、メッシに対し「相手選手の顔・頭部・首への接触」に関するリーグ規定に違反したとして罰金処分を科したと発表した。出場停止処分は科されず、金額も非公表とされている。同メディアによると、2023年にMLSに加入したメッシが同種の規律違反で処分を受けるのはこれが2度目で、2025年2月にはニューヨーク・シティFCのアシスタントコーチの首をつかんだ行為で罰金を科された過去がある。

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