トレーナーが耳元で執拗に…
近藤は2022年北京五輪に続き、2026年ミラノ・コルティナ・ダンペッツォ五輪でも日本代表に選出された。しかし2026年2月、女子スロープスタイルの公式練習中に転倒し、左膝の靭帯を損傷している。試合当日まで調整を続けたものの、最終的に棄権を余儀なくされた。近藤は北京大会でも大会直前の練習中のけがで試合に出られず、2大会連続の負傷棄権となった。
だが、失意の近藤に追い打ちをかけたのは本来仲間である日本代表の選手やスタッフだったという。韓国メディア『OSEN』によると、近藤はSNSを通じて世界選手権後の海外遠征中から、複数の選手による集団いじめが横行していたと明かした。日常的な無視や仲間外れにとどまらず、仲間だと信じていた選手やコーチ、トレーナーまでもがSNS上で近藤のアカウント宛てに誹謗中傷を浴びせていたのだという。
さらに、代表トレーナーからのパワハラも受けた。五輪出場が絶望的となり涙を流す近藤に対し、トレーナーは耳元で「今、何が悲しいの?」と執拗に皮肉を言ってきたという。その後、そのトレーナーからは治療を拒否された。近藤が代表コーチに相談しても、「お前が過敏になっているだけだ」と一蹴されたと主張している。
近藤は「ここに居続けたら心が死んでしまう」

近藤は「このようなチームでなければ、立ち直れないほどの深い傷を負うことはなかった。ここに居続けたら心が死んでしまうと思った」と引退の理由を明かしている。
大けがから復帰する気力は失われ、引退という選択肢しか残されていなかったという。しかし、今回の告発は自身を苦しめた人たちへの復讐が目的ではないと明言。日本のフリースタイルスキー界には「誰かを貶めたり足を引っ張り合うのではなく、全員がリスペクトし合えるチームになってほしい。次世代の子供たちの努力が正当に報われるようになってほしい」と語った。
同メディアは「近藤は日本のフリースタイルスキー界の環境が変わることを願い、被害の事実を公表した」と報じている。
