韓国プロ野球(KBO)で上位争いを展開するLGツインズが8月に2軍リーグでプレーする日本人投手・岡田明丈の獲得に動いた。主力投手のけがによって代役を探していたLGは、蔚山ホエールズ所属の岡田に白羽の矢を立てている。両球団は移籍に向けて手続きを進め、事前にKBOへの確認も済ませていたという。しかし、岡田の移籍は思わぬ形で暗礁に乗り上げることになる。
LGと蔚山が金銭トレードに合意
韓国メディア『OSEN』によると、岡田はKBOのフューチャーズリーグ(2軍)の市民球団・蔚山ホエールズに所属している。今季は13試合に登板し、4勝3敗1セーブ1ホールド、防御率2.45という安定した成績を残していた。
同メディアによると、LGは8月10日からKBOに対して3度にわたり移籍の可否を問い合わせ、「8月15日までに登録を済ませれば問題ない」との回答を得ている。これを受けてLGは蔚山との間で金銭トレードに合意し、12日には岡田獲得の発表を準備していた。しかし、発表の直前でKBOから待ったがかかったという。岡田の移籍は規定違反にあたるとの見解が示されている。合流のためソウルへ向かっていた岡田は蔚山への帰還を余儀なくされ、移籍は白紙になったと伝えられている。
昨年11月施行の新規約が移籍を阻んだ

なぜ、KBOは前言を翻したのか。KBOが持ち出したのは、昨年11月に新設された規約だった。再確認したところ、フューチャーズリーグ参加球団の選手がKBO会員球団へ移籍できる期間は「ポストシーズン終了翌日から翌年7月31日まで」と定められていたという。岡田のケースは外国人選手の新規契約ではなく「選手譲渡(トレード)」に該当し、移籍期限の7月31日をすでに過ぎているため、規約上認められないという結論に至った。
確認不足というKBOの事務的なミスにより、岡田のLGへの移籍は直前で破談。同メディアによると、KBOは12日夜に声明を発表し、「LGの獲得手続きに落ち度はなく、当初の回答過程で我々の規定検討が不十分だった」と謝罪した。
