ブラジル代表としても活躍したFWガブリエル・ジェズスがイングランド・プレミアリーグのアーセナルから、スペインのFCバルセロナに新たに加入した。プレミアリーグ優勝を5度経験したブラジル人ストライカーの過去を辿ると、ピッチ内外での知られざるエピソードが掘り起こされる。

ジェズスの愛称「テチーニャ」の理由は

ジェズスは1997年、サンパウロ北部のジャルディン・ペリ地区で生まれている。その原点は、土のグラウンドで1日に3、4試合をこなすブラジルのアマチュアサッカー文化「ヴァルゼア」にあったという。その過酷な環境が卓越した技術と即興性、そして生粋の負けん気を育んだ。幼少期、最初のコーチだったマメーデ氏が愛称「テチーニャ」をジェズスに贈った。プレーやゴールを決めることを簡単なことだと捉えていた、当時の本人の口ぶりに由来する名前だという。

その才能は名門パルメイラスのユースで一気に花開いていく。加入した最初の年に48試合で54ゴールという記録を打ち立て、続くU-17選手権でも22試合37ゴールを記録している。瞬く間にブラジル全土に名が知れ渡った。

ゴールセレブレーション「アロー、マイン」の意味

画像: ゴールセレブレーション「アロー、マイン」の意味

ピッチ外の素顔や家族とのエピソードも、ジェズスを語る上で欠かせない。17歳だった2014年、自国開催のW杯を祝うために地元の通りを黄と緑にペイントするイベントを手伝った。その素朴な青年時代の写真は、トップ選手へと飛躍した数年後に世界中で話題を呼んだ。また、ゴール後に受話器を取るお馴染みのセレブレーションは、母への「アロー、マイン(もしもし、母さん)」という感謝のメッセージだ。母がジェズスの足の痙攣を予防するために「バナナとオーツ麦のスムージー」を試合前に必ず飲ませていたという独自のルーティンも、家族の絆の強さを物語っている。

イングランドでジェズスは、バルセロナの育成組織ラ・マシア出身のペップ・グアルディオラとミケル・アルテタという2人の名将から指導を受けた。同サイトも、10年におよぶイングランドでのキャリアとプレミアリーグ制覇5度という実績とともに、多くの興味深いエピソードを持つ新戦力としてジェズスを紹介している。

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