ドイツ5部相当のオーバーリーガに所属するテニス・ボルシア・ベルリンで、育成年代の指導者らが週末の試合を一斉にボイコットする事態が起きた。クラブ側はこれを「前例のない損害行為」とし、関係者を即日解任する強硬な対応を取っている。地元メディア『Tagesspiegel』などが報じた。
クラブは「馬鹿げていて根拠がない」と一蹴
同メディアによると、解任されたのは育成部門の采配担当者と用具担当者、およびU19とU17の指導者の計4人。ボイコットの理由として挙げられたのは、用具の不備や外部運転手を使う遠征バスでの1人20ユーロの費用負担などだったという。
しかしクラブ側は「試合当日に必要な用具が不足していた事実はない。担当者が用具を受け取らず、配布もしなかっただけだ」とし、理由は「馬鹿げていて根拠がない」と一蹴した。
理事会長の解任動議も否決

対立の背景には、クラブ理事会が育成部門に対して収入の透明性、資金の流れの明確化、指導者らの経歴、そして児童・青少年保護規定の順守を求め始めたことがあったという。育成年代の指導者らからは理事会会長アリエル・ガラ氏の解任を求める動議も出されていたが、監査役会はこれを否決している。
クラブは「一連の騒動は、クラブを信頼する子どもや保護者を著しく落胆させた」と表明し、育成部門の体制を刷新する方針を示した。テニス・ボルシアはかつて西ベルリンを代表するクラブとしてブンデスリーガでもプレーした歴史を持つが、現在は下部リーグでの再建途上にある。
