アルゼンチンのシニアリーグで行われたレーシング・クラブ対サンミゲル戦で、判定を巡り選手が副審に暴行するという事態が発生した。独紙『BILD』などが伝えた。試合は続行不能となり、加害側にはその後、異例ともいえる重い処分が下されたという。
判定に激昂、副審の顔面を殴打
3-3の同点で迎えた後半23分、副審のパブロ・ハビエル・バジェス氏がサンミゲルの選手によるファウルを宣告した。
すると、サンミゲルのラウル・エルナン・マリア・ガルシアが副審へ駆け寄ると、顔面に強い一撃を加えたという。バジェス氏は、地面に倒れ込み、直ちに医療処置を受けた。『BILD』によれば、意識を失ったバジェス氏は、病院に搬送される途中で部分的に意識を取り戻したといい、病院での検査の結果、鼻中隔骨折と打撲と診断されたという。
加害選手は永久追放、チームも今季除外

ガルシアにはレッドカードが提示され、試合も中止となった。その後、警察が捜査を開始し、バジェス氏も被害届を提出したという。サンミゲル側も「選手本人は過ちを認め、深く後悔している」と謝罪。しかし、その後下された処分は、非常に厳しいものとなった。
ガルシアには生涯にわたる出場禁止処分が科され、サンミゲルも今季の残り試合から除外されたという。負傷したバジェス氏はその後、回復に向かっていると伝えられている。判定への不満から衝撃的な暴力事件へと発展した今回の件は、アルゼンチン国内でも大きな波紋を呼んでいるようだ。
