サウジ・プロリーグのアル・タアウーン対アル・ヒラル戦(現地時間9月12日)で、アル・ヒラルのポルトガル代表MFルベン・ネベスが相手ファンから侮辱的なチャントを浴びせられた。試合はアル・ヒラルが6-0で快勝したが、試合後の話題はスタンドでの一件に集中する事態となった。ネベスはジェスチャーと短い言葉で応戦し、騒動はサウジサッカー連盟による処分にまで発展している。
「ジョタ!ジョタ!」の連呼——ネベスは皮肉のジェスチャーで応戦
米メディア『ESPN』によると、試合中、地元ファンの一部がネベスに向けて「ジョタ、ジョタ、ジョタ」と繰り返し叫んだという。昨年7月にスペインで交通事故に遭い、28歳で亡くなったリバプールのポルトガル代表FWディオゴ・ジョタの名前だ。ネベスとジョタはポルトやウォルバーハンプトン、ポルトガル代表でともにプレーした親友で、ネベスはジョタの葬儀で棺を担いでいる。
ネベスは皮肉を込めた拍手と親指を立てるしぐさを見せ、空と自分の目を指した後、チャントが聞こえる方向を指さした。試合後は記者団に「あの人たちが後で祈りに行かないことを願うよ」とだけ語った。
ロナウドの訴えにサウジ連盟が処分を下す

同メディアによると、アル・ナスルのクリスティアーノ・ロナウドは翌13日、騒動の映像を紹介したInstagramの投稿に「リーグは行動を起こしてこの種のファンの振る舞いを罰するべきだ。もうサッカーではない。限度がある」とコメントを寄せている。さらに「こうした行為をした人間は二度とスタジアムに入れるべきではない」と、終身追放を求めている。
アル・ヒラルはサウジサッカー連盟に正式に抗議を申し立て、選手やその家族を個人的に傷つける行為を断固として拒否すると表明。アル・タアウーン側も行為を非難する声明を発表し、関係当局と協力して責任者の特定に努めるとした。
同連盟の規律・倫理委員会は現地16日、アル・タアウーンにホーム2試合の無観客開催と罰金10万リヤル(約420万円)を科すと発表している。
