9月6日(現地時間)、マインツのガーナ代表FWランスフォード=イェボア・ケーニヒスドルファーが古巣ハンブルガーSV(HSV)戦でゴールを決めた。その後に見せた挑発的なパフォーマンスが、物議を醸している。試合前には、HSVから送別の記念品を贈られたばかりだった。試合はマインツが5-0で大勝したが、試合後にはHSVの主将ニコライ・レンベルクが苦言を呈する事態となっている。

表彰直後にアディショナルタイムで5点目——挑発的なジェスチャーで祝福

独メディア『t-online』によると、ケーニヒスドルファーは4年間在籍したHSVで138試合33得点を記録し、今夏フリーでマインツへ移籍している。独メディア『Sport1』は、試合前にHSVが同選手の送別を行い、記念の額縁を贈っていたと伝えている。ブンデスリーガ第2節のこの一戦でマインツは、日本代表MF佐野海舟のパスからシェラルド・ベッカーが先制点を挙げ、HSVを圧倒した。

68分から途中出場したケーニヒスドルファーは、HSVファンの口笛を浴びながら後半アディショナルタイムに5点目を決めた。その直後、HSVサポーターの前で膝をついて滑り込み、両手を耳の後ろに当てるポーズで喜びを表したという。レンベルクは『DAZN』の取材に「彼のことは本当に大好きだ。ただ自分はこのクラブの主将だ。うちのファンの前であんな喜び方をするのは正しくない」と語った。

「今回の祝福は反応だった」——1年間続いた人種差別的中傷を告白

画像: 「今回の祝福は反応だった」——1年間続いた人種差別的中傷を告白

一方でレンベルクは「彼がここでどれほどひどい中傷を受けていたか、外からは分からなかった」と理解も示している。独メディア『sportschau』によると、レンベルクはハーフウェーラインに戻る途中でケーニヒスドルファーからハイタッチを求められたという。そのうえで「少しやり過ぎだったと本人も気づいたと思う」と語っている。

ケーニヒスドルファーは地元紙『Allgemeine Zeitung』のインタビューで、死を願うメッセージを1年にわたり受け取っていたと明かした。メッセージは毎週、多い時は毎日届き、人種差別的な中傷や亡くなったいとこと両親への暴言も含まれていたという。「1年間ずっと侮辱され続けてきた。黙って受け入れるつもりはないと示したかった」と、喜び方の理由を説明している。『sportschau』によると、試合直後にはマインツの同僚フィリップ・ティーツも「彼が受け取ったメッセージは卑劣なものだった」とかばっていた。

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