元ピッツバーグ・スティーラーズのアントニオ・ブラウン氏が、2025年5月にマイアミで起きた銃撃事件で問われていた殺人未遂罪について、検察側との司法取引に応じる見通しとなった。米メディア『TMZ Sports』などが報じている。代理人の弁護士によると、その合意内容は当初の想定を大きく覆すものだという。
殺人未遂罪から大幅に軽減へ
事件が発生したのは、2025年5月にマイアミで開催された、ボクシングイベントの会場付近だ。検察側は、ブラウン氏が以前から対立していた男性と殴り合いになった後、警備員から拳銃を取り上げて追いかけ、2発を発砲したと主張している。
ブラウン氏は銃器を使用した第2級殺人未遂罪に問われ、有罪となれば最低20年、最大30年の懲役刑が科される可能性があった。しかし、代理人のマーク・アイグラーシュ弁護士によると、検察側との司法取引によって罪状が大幅に軽くなり、実刑ではなく保護観察処分となる見通しだという。
「無実を信じている」も司法取引へ

ブラウン氏側は一貫して「正当防衛だった」と無罪を主張しており、フロリダ州の「スタンド・ユア・グラウンド」法に基づく訴追棄却の申し立ても行っていた。アイグラーシュ弁護士も「アントニオは自身の無罪を信じている。裁判で最終的に勝訴すると確信している。しかし、検察側が司法取引を提示したとき、断る合理的な理由は何もなかった」と理由を明かしている。
米メディア『ESPN』によると、被害者とされる男性は現地9月9日、代理人を通じて訴追に協力しない意向を示していた。司法取引は、現地9月30日の審理で正式に手続きが行われる予定だという。
