スペイン1部ラ・リーガ第8節のラージョ・バジェカーノ対アスレティック・ビルバオ(現地10月10日)が、ホームサポーターの抗議行動によって前半途中で続行不可能となった。韓国メディア『OSEN』などが報じている。紙飛行機やゴムボールが大量に投げ込まれて試合は中断し、サポーターの怒りの矛先はクラブのある人物に向けられていたという。
紙飛行機とゴムボールがピッチを覆う
ホームのラージョサポーターは試合前から、ラウル・マルティン・プレサ会長の退陣を促すチャントやブーイングを浴びせたという。前半13分には、大量の紙飛行機と小さなゴムボールがピッチへ投げ込まれ、試合が中断する事態に発展。ピッチ上の物が回収され、場内放送でグラウンドに物を投げないよう呼びかけられたあと、試合はいったん再開された。
しかし、その後も投げ込みは止まらず、主審のホセ・マリア・サンチェス・マルティネス氏は警察の勧告を受けて前半24分に試合続行は不可能と判断した。
背景にはクラブ運営への強い不満
試合が続行不可能になるほどの抗議がされた背景には、プレサ会長のクラブ運営に対するサポーターの不満があるという。ラージョの本拠地エスタディオ・デ・バジェカスは、安全上の問題から一時閉鎖され、今季最初のホーム3試合を別会場で開催していた。
サポーター団体は、今回の行動について「正当で民主的で、必要で平和な行動」だったとし、「30年間、2週間に1回、1万5000人の安全と健康を危険にさらしてきた結果だ」と主張している。一方で、ラ・リーガは「安全を脅かし、試合の正常な進行を不可能にする行為を強く非難する」と声明を発表した。
試合は0-0の状態で中断されたままだ。スペイン通信社『EFE』によると、スペインサッカー連盟(RFEF)の競技単独裁定官は現地10月17日、試合を無観客で再開するよう命じ、ラージョにアスレティックの移動費を負担するよう求めた。再開は前半24分16秒のスローインからで、日付と時間はラ・リーガが決めるとしている。
