米カンザス州ウィチタで10月17日、少年サッカーの試合中のグラウンドにピックアップトラックが突っ込み、6歳の男児を含む2人が死亡、10人が負傷する惨事が起きた。警察は運転していた34歳の女性を拘束したが、その後釈放している。現場に居合わせた目撃者は、この対応に強い憤りを語った。
運転していた34歳の女を拘束も、薬物検査の結果は……
米メディア『CBS』によると、事件は市営スポーツ施設「ストライカー・スポーツ・コンプレックス」で起きた。試合が行われていたグラウンドにトラックが進入し、6歳の男児と35歳の男性の2人がひかれて命を落とした。また、5歳から68歳までの10人が負傷し、病院に搬送されたが、いずれも命に別状はないという。別の体調不良で搬送された61歳の女性を含め、病院に運ばれたのは計11人となった。
警察は車を運転していた34歳の女性を拘束した。車内には女性の子ども2人も同乗しており、現時点では故意かどうかは不明とされている。女性は捜査に協力的で、薬物やアルコールの検査と車の機械的な欠陥の調査が進められている。警察は結果が出るまでの間、女性を起訴せずに一旦釈放したと発表した。
「納得がいかない」と目撃者は憤り
甥の試合観戦のため現場に居合わせ、救助活動にあたったデビッド・グリークスプアさんは「間一髪で車をかわさなければならなかった家族や、愛する人を失った家族の姿は見るに堪えなかった」と凄惨な現場の状況を振り返った。さらに、捜査中とはいえ女性が釈放されたことに対し、「これほど多くの人が大変な思いをしているのに、彼女が自由の身であることはどうにも納得がいかない」と憤りを語った。
この悲劇を受け、米国サッカー連盟もソーシャルメディアで声明を発表。被害者家族へ哀悼の意を表し「米国サッカー界全体がウィチタおよびカンザス州全土のサッカーコミュニティと共にある」として、地元のユース世代と地域社会への支援を行う方針を示した。
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