ワールドカップの序盤戦で早くも空席問題が浮上した。
イギリスメディア『The Sun』によると、メキシコ・グアダラハラで行われた韓国対チェコ戦でスタジアムに目立つ空席が確認され、ファンから「FIFAのチケット価格が高すぎる」と強い不満の声が上がっている。
試合は韓国が2-1で逆転勝利したが、発表観客数は約4万4千人とほぼ満員とされる一方で、実際の様子は大きく異なり、SNSでは「空席が多すぎる」「FIFAの戦略が原因だ」との投稿が相次いだ。
FIFAはダイナミックプライシング(需要に応じた価格変動)を導入し、グループステージでも高額化。決勝戦では数万ドルのチケットも登場した。
この日の試合はメキシコで開催されたが、トランプ政権下のアメリカでは移民政策の厳格化やビザ審査の強化が海外ファン、特に中南米やアジアからの渡航を難しくしているとの指摘もある。
一方で、同政権はワールドカップ向けに一部ビザ免除措置を講じ、セキュリティ強化のためのタスクフォースを設置するなど、開催支援の姿勢も示しているという。それでも、すでにイランやアフリカ諸国のサポーターにビザが下りないなどの問題が表面化しており、シアノ盛り上がりを心配する声も上がっている。
高額チケットと政治・経済的ハードルが重なり、早くも観客動員に影を落とす形となった。トランプ大統領自身も米代表戦のチケット価格について「私でも払わない」と公言するなど、波紋は広がっている。
こうした状況は、トランプ政権の政策が世界最大のサッカー祭典に与える影響を象徴的に示しており、今後の大会の動向とともに注目される。
筆者:江島耕太郎(編集部)
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