意気揚々と挑んだ初めての運動会と徒競走
筆者の息子が小学一年生になり、初めての運動会を迎えた時のエピソードです。一番の楽しみであった徒競走に向けて、息子は意気揚々と張り切っていました。そんな息子の晴れ舞台を見届けるため、筆者も気合を入れて最前列に陣取って応援に熱を入れていました。いよいよ息子の順番がやってきてスタートの合図が鳴り、子どもたちが一斉に飛び出していきました。
トップ快走からまさかのスケボー走りへ
スタートに見事成功した息子は、筆者の期待通りに中盤までトップを快走していました。「やった!」と筆者が心の中で歓喜したのもつかの間、信じられない光景が目に飛び込んできました。なんと息子は突然、横向きの姿勢になり、まるでスケボーを漕ぐような不思議な走り方へとフォームを変更してしまったのです。当然ながらスピードは落ちて次々と追い抜かれ、見事にビリでのゴールとなってしまいました。
ずっこける親たちと見た目との大ギャップ
後で息子になぜあんな走り方をしたのかと聞いてみると、「最近やっているスケボーのように走った方が速いと思った」という無邪気な理由が返ってきて、思わず笑ってしまいました。さらにそのレースでは、もう一つの見どころがありました。息子のクラスに手足が長く背も高い、見るからに足が速そうなハーフの同級生がいたのです。しかし、いざ走ってみると予想を完全に裏切るダントツの遅さで、観戦していた親たちが一斉にずっこけるという見事なオチまでつきました。
予測不能な子どもたちから貰った最高の思い出
ちなみに、そのダントツで足が遅かったハーフの同級生ですが、のちにサッカーの才能を見事に開花させ、中心選手として活躍していくことになります。息子の奇想天外なスケボー走りといい、同級生の見た目との大ギャップといい、子どもたちの予測不能な行動には大いに笑わされました。今でも思い出すと笑顔になる、忘れられない秋の微笑ましい思い出です。
体験者:50代・男性 回答時期2025年10月
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Qolyコラムニスト:おかもとたかひで
鍼灸師の国家資格を保有し、スポーツにおける故障の治療を中心に活動している。特に高校生の部活動でのケガからプレー復帰までの道のりや、ケガ予防を含めたコンディショニング指導に注力しており、過去にはオリンピック選手の治療に携わった経験も持つ。また、自身も千葉ロッテマリーンズの試合観戦に頻繁に足を運んでおり、球場での熱気や、ファンと選手の間で生まれるリアルなエピソードを交えたコラム執筆も行っている。

