理不尽な指導、えこひいき……結果は残すが問題の多い外部コーチ
A中学校に長年外部コーチとして呼ばれていたBさん。実力はあるが、日頃から物言いがきつく、態度も傲慢で横柄。部員や保護者のストレスは溜まる一方だったが、結果を残していることは確かなので何も言えず、口をつぐんでいた。
Bさんの問題点はそれだけではなかった。自分好みの容姿の部員にだけえこひいきをするのである。特に部員のCさんのことを気に入っており、同じミスをしてもCさんにだけ妙に優しいのだ。Cさん自身も他の部員もそのことには気づいており、問題視する声もよくあがっていた。
「行きたくない……」部活拒否の部員が多発!?
Bさんは平日の放課後と休日の練習両方に来ており、練習のほとんどはBさんが仕切って進めている状態だった。そのため、部員たちとも毎日のように顔を合わせることになり、Bさんの強すぎる指導や理不尽な指導が原因で部活に行きたくないと言い出す部員も多発してしまった。
なんとか練習に参加はしていたものの、部員たちの心はすり減り、ギリギリの状態に。
プレーに関する情報メモのはずが……!?
そんなある日の練習終わり、Bさんは携帯電話を椅子に置いたまま体育館を出てしまった。体育館の片付け途中の部員たちがBさんの携帯電話を手に取ると、打ちかけのメモが画面に表示されていた。
メモには部員たちのプレー面での課題や情報が書かれていたのだが、なんとそこに「Cちゃん かわいい」の一文も紛れ込んでいた。部員たちは即座にA先生へ報告、そしてA先生から校長先生にも報告されることになった。
数カ月後、Bさんの姿はもうなかった
実は以前から学校にBさんに関するクレームが入っており、校長先生も何度かBさんにやんわりと話をしたこともあったのだが結局変わらないままだったそう。
この一件が決定打になったのかは分からないが、数カ月後Bさんは外部コーチを辞めた。表面上は“辞めた”ことになっているが、“辞めさせられた”のだろうと噂されている。
いくら結果を残していると言っても、理不尽な指導をしたうえに、自分の好みの部員を見つけて楽しんでいるようでは、心から信頼してついてくる部員はいないだろう。勇気を出して告発した部員たちに、あっぱれ!
【体験者:30代・男性、回答時期:2026年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Qolyコラムニスト:村木 あすみ
学生時代からスポーツ・部活動に打ち込んできた30代2児の母。また、公立中学校教員として勤務した経歴もあり、部活動にも携わってきた。自身のスポーツ経験や観戦、そして教育現場で見聞きしてきたリアルなエピソードをコラムとして執筆している。

