今回は、筆者の友人Mさん(20代男性)から聞いた、小学6年生のときに経験したミニバスの試合での出来事を紹介します。当時チームのキャプテンだったMさんは、地区大会の準決勝でコーチから危険な指示を受けました。相手エースを止めるため、Mさんがコート上で選んだ守り方とは。大人の指示とルールの狭間で、小学生のキャプテンが下した判断を振り返ります。

地区大会の準決勝、相手エースの活躍で8点差をつけられる

小学6年生のとき、私はミニバスチームのキャプテンとして地区大会の準決勝に出場しました。相手チームにはドライブを得意とするエースがいて、私たちは次々と得点を許していたのです。第3クォーターの時点で、点差は8点まで広がっていました。

タイムアウトでコーチが出した「足を出せ」の指示

タイムアウト中、40代のコーチは私に「次にあいつが切り込んできたら、足を出せ。ばれないようにな」と指示しました。コーチの声は、ベンチの後ろの観客席にいた保護者にもはっきり聞こえるほどでした。私は返事をせず、黙ってコートへ戻ったのです。

足を出さずに正面で構え、オフェンスファウルを奪う

再開直後、ドライブで切り込んできたエースに対し、私は足を出さず、先にコースへ入って正面で構え、オフェンスファウルを奪いました。オフェンスファウルとは、攻撃側の選手が、正しい位置で構えた守備側の選手にぶつかった場合の反則を指します。

その後も体を寄せる守備を続けた結果、エースの得点は止まり、チームは第4クォーターで追いついて2点差で逆転勝利を収めたのです。試合後、チームメイトには「足出したら、あいつケガするやん」とだけ話しました。

審判資格を持つ保護者の報告でベンチが変わる

指示を聞いていた保護者の中には、審判資格を持つ方がいました。保護者からの報告を受けてチーム代表がコーチと話し合った結果、コーチは指導から外れ、次の大会からは代表がベンチに入ることになったのです。

私たちは決勝で敗れたものの、相手エースから「次も負けへんで」と声をかけられ、笑って握手を交わしました。

まとめ

コーチの危険な指示に対し、小学6年生のMさんはルールの中で相手エースを止め、チームを逆転勝利へ導きました。勝ちたい気持ちと相手への思いやりは両立できることを、小さなキャプテンのプレーが示しています。試合で迷ったときは、正々堂々と正面から勝負する道を選んでみてください。

【体験者:20代・男性、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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