今回は、筆者の高専の同級生であるKくんから聞いた、高専1年生のときの野球部での出来事を紹介します。早くレギュラーになりたい一心で、動画で見たプロ選手の練習を真似し、毎晩素振りを続けていたKくん。しかし、監督の忠告を聞き流した結果、体に異変が起きてしまいます。良かれと思った努力が裏目に出たとき、彼が何に取り組んだのかをお伝えする記事です。

動画で見たプロの練習を真似て毎晩500回の素振り

私は高専に入学してすぐ、野球部に入りました。早くレギュラーになりたい一心で始めたのが、動画で見たプロ選手の練習を真似することです。

寮の裏で、重いマスコットバットを使って毎晩500回の素振りをする。それが私の日課でした。

「量より質だ」監督の忠告を聞き流した日々

監督からは「量より質だ。今は体ができていないから、数を減らせ」と言われていました。しかし、私は忠告を聞き流していたのです。

やがて腰に痛みを感じるようになっても、湿布を貼って隠しながら、素振りを含む練習をやめませんでした。

夏の練習試合で腰に走った激痛

夏の練習試合で打席に立ち、フルスイングした直後のことでした。腰に激痛が走り、片足にしびれを感じて、私はその場から動けなくなったのです。

整形外科で検査を受けると、成長期の選手に多い腰椎分離症と診断され、医師から3か月の運動中止とコルセットの着用を言い渡されました。

私は監督の前で「言うことを聞いていれば」と、悔しさをにじませるしかありませんでした。

離脱中に取り組んだ体づくりと復帰

離脱している間、私はトレーナーの指導を受け、体幹と股関節の柔軟性を高めるメニューに取り組みました。

秋に練習へ復帰すると、翌年の夏には念願のレギュラーをつかむことができたのです。

まとめ

良かれと思って続けた毎晩500回の素振りは、私の体に大きな負担をかけていました。それでも離脱期間に体づくりと向き合ったことで、遠回りしながらもレギュラーにたどり着けたのです。

今では後輩に「真似するなら、量じゃなくて中身を見ろ」と伝えています。練習量を増やす前に、まずは指導者の言葉に耳を傾けてみてください。

【体験者:20代・男性、回答時期:2026年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:Yutel_06

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