1998年以来となるワールドカップ出場に近づいているノルウェー代表。

2026年大会の欧州予選グループIで破竹の7連勝を飾った。

13日に首都オスロで行われたエストニア戦には4-1で勝利したが、21歳の若手FWアンドレアス・シェルデルップの動向が注目されていた。

彼は20歳で代表デビューを果たしたアタッカーで、現在はポルトガルの名門ベンフィカに所属している有望株だ。

先日、そのシェルデルップは、当時19歳だった際に「愚かな過ちを犯した」と告白。

送られてきた短い動画を何も考えずに友人らに転送してしまい、今年になって警察から聴取を受けたことを明かし、「起訴されて、執行猶予付きの有罪判決を下される可能性が高い」、「映像で被害を受けた人、友人、国、失望させてしまったすべての人に謝罪したい」と釈明した。

彼は18歳未満の未成年が映っている性的コンテンツ(写真や動画など)の所持または共有の罪で起訴され、有罪判決を下される見込み。

代表辞退を含めた激しい議論が国内で巻き起こったが、ノルウェー代表のストーレ・ソルバッケン監督は、シェルデルップをチームに残すことを決断。

エストニア戦では後半24分から出場したが、『Fædrelandsvennen』などの現地紙によれば、地元のサポーターは彼に喝采を送っていたという。

「シェルデルップは温かい歓迎を受けた。エストニア戦で最後の20分間出場すると、スタンディングオベーションで迎えられた。ノルウェー代表MFモアテン・トルスビーはこう語っていた。

『僕らはアンドレアスをしっかりケアした。今回のキャンプではそれが重要だった。

彼は、自ら進んで自身の行為について謝罪した。僕らは彼をサポートし、サッカーと仕事について考えさせる必要がある。

それは非常にシンプルで分かりやすいことだった。監督がメディアで述べたことを僕らは支持する』」

ソルバッケン監督は、「信じられないほど愚かな行為だったことは間違いない」としつつ、「彼が起きたこと、影響を受けた人々に対して明確に謝罪し、デンマーク当局に協力したのはよかった。2年前の事件を告白し、結果を受け入れる姿勢だ。彼がこれを教訓として、二度と同じことを繰り返さないと完全に信じている」と語っていた。選手たちもそれを支持していたようだ。

ノルウェーは16日に2位イタリアとのW杯予選最終節を戦う。

筆者:井上大輔(編集部)

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