バルセロナ(ラ・リーガ)のジョアン・ラポルタ会長が、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの銅像を建てる計画を明かした。
13歳でバルセロナの下部組織に入団し、2021年の退団まで長らく絶対的なエースとして君臨していたメッシ。
バルセロナでは、公式戦778試合出場で672得点を記録。クラブ歴代最多得点者として、同クラブではリーグ戦を10回制し、4度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝といった数々のタイトルを獲得した。
バルセロナで書籍の出版記念イベントに参加したラポルタ会長は「バルセロナを愛する者なら誰でも喜ぶでしょう。彼(メッシ)はクラブでプレーした偉大な選手たちの一人に数えられるに値します」と、レジェンドの銅像建設計画を説明した。『ESPN』ほか主要メディアが伝えた。
「メッシの銅像を建てるのは当然のことだ。彼は私たち全員に感動を与え、影響を与えた象徴的な選手だ。だから私たちは準備を進めているが、もちろんまずは家族の同意が必要だ。デザインが決まったら、家族に提示するつもりだ」
現在はアメリカMLSのインテル・マイアミでプレーする38歳のメッシ。11月の代表帰還を利用してバルセロナの本拠地カンプ・ノウを訪れる写真を自身のSNSに投稿しており、ファンの間ではバルセロナ復帰説がささやかれていた。
しかしラポルタ会長は「現実的ではない」とメッシの獲得を否定。それでも「彼は常に我々のクラブとつながっている。インテル・マイアミとの契約満了後に彼がどのような計画を立てているかは分からないが、我々の扉は常に開かれていることを彼は知っている。彼は最高のトリビュートを受けるに値する」と、メッシが引退するときには何らかの催しを開くと約束した。
なお、バルセロナの本拠地カンプ・ノウには既にラズロ・クバラと、ヨハン・クライフ2選手分の銅像が建てられており、メッシの銅像が建設されれば3選手目となる。
筆者:本田建(編集部)
