日本代表は17日、東京都の国立競技場でキリンチャレンジカップ2025のボリビア代表戦(18日午後7時15分キックオフ、国立)に向けた前日練習を行った。
既に来夏のFIFAワールドカップへの出場を決め、11月の活動では14日に行われたガーナ代表戦を2-0で勝利した森保一監督率いるサムライブルー。
この日の前日練習では、冒頭15分のみが報道陣に公開され、体調不良のMF北野颯太(オーストリア1部RBザルツブルク)を除く25選手が、ランニングや鳥かごで試合への準備を進めた。
ボリビア戦で日本代表での国際Aマッチ通算100試合目を指揮する予定の森保監督。
「改めて幸せなサッカー人生を送らせていただいているという想いと、これまでも多くの方々に支援をしていただいてやってこられました。応援してくださったみなさん、いつも支えてくださっている方々に感謝したいと思っています」と口にしつつ、目標はW杯優勝だと強調した。
「私自身は何か数字の目標で(監督を)やっているというよりも、長期のビジョンというところで、川淵(三郎)さんが宣言された『2050年までに日本がW杯で優勝する』という大きな夢と目標の中、どんな立場でもサッカーに携わる人間として、日本のサッカー界に何ができるかを考えて、かつ目の前のことに全力を尽くすということでやってきています」

日本代表の森保一監督(写真:浅野凜太郎)
ボリビア代表は6年前の3月にキリンチャレンジカップ2019で対戦した際には1-0で勝利した相手だ。
当時の試合に出場していたメンバーで、今回の活動にも帯同している選手はMF南野拓実(フランス1部モナコ)、MF鎌田大地(イングランド1部クリスタル・パレス)、MF堂安律(ドイツ1部フランクフルト)の3選手のみ。
2018年から日の丸を背負って戦い、日本代表指揮官として数々の選手たちと死闘を越えてきた森保監督は、明日の試合に向けた起用法に言及。ガーナ代表戦から数名のメンバーチェンジをする予定だと明かした。
「ガーナ戦から最後のトレーニングを終えていないので確定ではないですが、いくつかのポジション変更をしたいと思っています。目的としては、ワールドカップに向けてよりチームの底上げをしていけるように、戦術的な部分、グループの関わり方等を含めて、ワールドカップに向けてチーム力を上げていけるようにしたい」
日本代表指揮官として、68勝(PK戦は引き分け扱い)を挙げている森保監督。指揮官の記念すべき一戦を勝利で祝い、年内ラストマッチを締めくくりたい。
取材・文・写真 浅野凜太郎
