ドイツ2部マクデブルクで苦境が続くFWオナイウ阿道。
ドイツメディア『Liga-zwei.de』は13日、2021年に日本代表デビューを飾ったストライカーが10月以降、一度もベンチ入りすらできていない現状を詳しく伝えた。
オナイウはフランス2部のトゥールーズに在籍していた2023-24シーズンは、同リーグで15ゴールを記録する活躍を見せたが、昨季ステップアップした1部のオセールでは本領を発揮できず。
今年9月にマクデブルクへ移籍するも、ドイツで適応に苦戦している。
オナイウは10月5日に行われたエルフェスブルク戦での30分間の出場を最後に、リーグ戦でベンチ外が続いている。
チームもドイツ2部で最下位に。苦境を抜け出せない状況が続く。
同メディアによると、その背景にはチーム全体の深刻な得点力不足があるという。
マクデブルクは直近の12試合で9得点とリーグ最少で、FW陣全員が「期待外れ」という評価を受けている。
最前線はアレクサンダー・アール・ホルムストローム、ラヤン・グリーブ、マキシミリアン・ブロイニが出場機会を分け合い、ポジション争いは熾烈。だが、チームのトップスコアラーがすでに退団済みのマルティン・ルーカス(2得点)という状況が、誰も得点数で抜け出せていないチームの苦しい状況を証明している。
同メディアは、20日のテストマッチがオナイウの最後のアピール機会になる可能性が高いと予測しており、クリスマスまでに状況が変わらない場合は「1月に早期の契約解除・移籍も十分にあり得るだろう」と報じた。
Jリーグや欧州で確かな実績を積んできた30歳のストライカーが、この逆境をどう打開するのか。冬の動向から目が離せない。
筆者:江島耕太郎(編集部)
