昨季途中まで浦和レッズを率いたペア・マティアス・ヘグモ氏。
浦和では28試合で10勝8分10敗の成績で、シーズン途中に解任となったが、欧州での評価は依然高いようだ。
スウェーデンメディア『Aftonbladet』は20日、ヘグモ氏がブルガリアの強豪ルドゴレツの新監督に就任する見通しだと報じた。
クラブとはすでに口頭合意に達しており、数日以内にも契約が結ばれる見込みだという。
ヘグモ氏はスウェーデン1部ヘッケンで国内カップ戦を制した実績を引っ提げて2023年12月に浦和の監督に就任。
しかし、同氏が志向する攻撃的サッカーはなかなかチームに浸透せず。2024年8月に成績不振で解任され、日本での挑戦は1年足らずで終わった。
その後、母国ノルウェーに戻ってモルデを率いたが、昨年9月末に退任していた。
一方のルドゴレツは現在リーグ戦で5位と、国内リーグ優勝13回を誇る名門らしからぬ順位に甘んじている。
『Aftonbladet』によると、ヘグモ氏はルドゴレツの再建を託される形で招へいされ、アシスタントコーチには、今季スウェーデン1部で初優勝したミャルビーでアシスタントコーチを務めるクリストファー・オーグストソン氏が同行する予定。同メディアは「予期せぬ事態が起きなければ、両者の契約は1週間以内に正式発表される見通しだ」と伝えている。
北欧で豊富な実績を持つヘグモ氏が、低迷する名門を再び国内リーグのトップ争いへ押し上げられるか注目が集まっている。
筆者:江島耕太郎(編集部)
