マンチェスター・シティ(プレミアリーグ)などで活躍した元ブラジル代表MFフェルナンジーニョが、現役引退の意思を口にした。
2022年7月に9年間過ごしたシティを退団し、古巣のアトレチコ・パラナエンセに復帰したフェルナンジーニョ。復帰後は公式戦通算117試合に出場したが、昨年年12月に契約満了で退団し、フリーの状態が続いていた。
昨年12月のアトレチコ・ミネイロ戦以降は試合に出場していなかったが、チャリティーマッチに出場。同試合後に「もう疲れた。きょうは30分以上走っただけでもうヘトヘトだ。もうサッカーでモチベーションを高めるものは何もない。サッカーで素晴らしいことを成し遂げた。できる限り楽しませてもらった。さあ、家族との時間を楽しむ時間だ」と、現役引退すると発表した。
「(アトレチコ・パラナエンセとは)契約更新の合意には至らなかった。それはこの世で最も自然なことだ。私はアトレティコ、特にファンへの感謝、敬意、そして愛情を決して隠したことはない。重要なのは、アトレティコがそれぞれの人生を歩み、私も自分の人生を歩み、そして双方に敬意が払われていることだ」
現在40歳のフェルナンジーニョは、アトレチコ・パラナエンセ(現ブラジル2部)で2003年にトップチームデビューを果たし、その後ウクライナ1部シャフタール・ドネツクを経て、2013年7月にシティへ移籍。
シティでは守備的MFとして公式戦383試合26得点32アシストを記録し、5度のプレミアリーグ優勝や6度のカラバオ・カップ制覇などに貢献。ブラジル代表としても通算52試合に出場し、2014年と2018年のFIFAワールドカップを経験し、2019年にはコパ・アメリカ制覇を成し遂げた。
筆者:本田建
