大分の佐賀関で18日に発生した大規模火災。
住宅など約170棟が焼け、1人が死亡。20日に「鎮圧」に至ったものの、20日夜時点でも住宅地周辺の山林では熱源が複数確認されているという。
そうしたなか、地元のJリーグクラブであるJ2の大分トリニータは20日、『【お知らせ】ホーム最終戦における大分市佐賀関地域大規模火災義援金活動について』と題したリリースを発信。株式会社大分フットボールクラブの代表取締役社長を務める小澤正風氏名義で以下のように綴った。
「今月18日に起きた大分市佐賀関の大火災につきましては、現在も消防や自衛隊の皆様の懸命な消火活動が続けられております。昼夜を問わず対応にあたられている皆様のご労苦に心から敬意を表します。
しかしながら、170棟を超す家屋焼失と犠牲となられた方が出るなど甚大な被災状況となっています。犠牲となられた方に衷心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
この大火災に対しまして株式会社大分フットボールクラブとして少しでもお役に立ちたいと思い、11月23日のホームゲーム(対ジェフユナイテッド千葉)にて県共同募金会と連携して支援募金箱を設置することといたしました。
ご来場される皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
また、被災された方々へのご支援につきましては、大分県や大分市から支援方針や支援体制が示されましたら、クラブとしてできる限りのご協力に尽力してまいる所存です。
一日も早く佐賀関が復旧に向かい、被災された皆様の平穏な日常が戻られますよう心から祈念しております」
今週末にクラサスドーム大分で開催される明治安田J2リーグ第37節のジェフユナイテッド千葉戦において、県共同募金会と連携して支援募金箱を設置することを決定したとのことだ。
大分市、別府市、佐伯市を中心とする大分県全県がホームタウンの大分トリニータ。ホームスタジアムおよび練習場は大分市にあり、今回火災が発生した佐賀関も市内の東端に位置している。
地域とともにあるJクラブだからこその迅速な行動と言えそうだ。
義援金活動は、23日(日)にクラサスドーム大分の西口階段踊り場前(10:30~13:00)、西口インフォメーション(13:00~15:00)、東口インフォメーション(10:30~15:00)、キャッシュレスサポートブース(9:00~15:00)、北口コンコース(10:30~13:00)、南口コンコース(11:00~13:00)にて実施される。
筆者:奥崎覚(編集部)
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