昨シーズンからドイツの世界的強豪バイエルン・ミュンヘンでプレーする日本代表DF伊藤洋輝。

26歳の伊藤は、188cmの長身ディフェンダーだ。センターバックと左サイドバックをこなせるほか、パワフルな左足のキックも武器。

ジュビロ磐田で育成された後、ドイツのシュトゥットガルトに引き抜かれると、2024年夏にバイエルンが2350万ユーロ(約42.2億円)ほどの移籍金で獲得。

だが、加入1年目の昨シーズンは3度の中足骨骨折に見舞われ、8試合で計282分ほどしかプレーできず。

再手術のために3月以降離脱していたが、22日のフライブルク戦で238日ぶりの復帰を果たした。

伊藤は後半38分から途中投入されると、直後にマイケル・オリーセの得点をアシスト。チームも6-2の逆転勝ちを収めている。

バイエルンは伊藤の復帰をこう祝福していた。

「土曜にはもうひとつの忘れられない出来事があった。2025年3月に伊藤洋輝の人生は一変した。中足骨を再び骨折したのだ。彼はフライブルク戦で238日ぶりのカムバックを祝った。しかも見事な形で!26歳の伊藤はオリーセの得点をアシスト。おかえり、洋輝!バイエルンサポーター全員にとって、この午後は胸を躍らせる時間となった」

また、伊藤と交代したMFアレクサンダー・パヴロヴィッチは、「伊藤がピッチに戻ってきたのを見れて嬉しい」とSNS。すると、伊藤も「Bruder(ドイツ語で兄弟)」と、握手とハートの絵文字付きで返信していた。

『Sky』によれば、バイエルンのスポーツディレクターであるクリストフ・フロイントは、伊藤の復帰についてこう語っていたそう。

「彼はまるで新加入選手のような気分だ。彼自身と関係者全員にとって不運な時期だった。

彼は最初のトレーニングセッションを経て、見事に復帰を果たした。彼は晴れ晴れとしている。最も愛することを再びできる、それはサッカーをプレーすることさ。

彼の体調は万全。この過程全体を通じて我々も慎重を期した。同じ怪我(中足骨骨折)が三度も起きたのだから。この章は今や過去になったと確信している。

彼はプレーでチームに貢献してくれる。左利きのセンターバックであり、左サイドバックもこなせる。

非常に優れた選手であり、我々は彼の復帰を喜んでいる。今後数ヶ月間、我々にとって重要な柱となるだろう」

中足骨骨折は、かつてネイマールやデイヴィッド・ベッカムらも経験した怪我。

3度も同箇所を骨折した伊藤の復帰は、バイエルンも慎重に扱っていたようだ。

筆者:井上大輔(編集部)

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