日本代表選手もプレーするイングランド・プレミアリーグ。
24日に行われた第12節マンチェスター・ユナイテッド対エヴァートン戦では、味方同士の衝突によって退場処分が下される珍事があった。
前半10分すぎ、守備対応をめぐってエヴァートンMFイドリサ・グエイとDFマイケル・キーンが衝突すると、主審はグエイに一発レッドカードを提示して退場を宣告。

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グエイは左手でキーンの顔面を平手打ちしており、プレミアリーグ公式は「暴力行為でグエイへレッドカードを提示した主審の判定は、VARでも確認された。その行為はキーンの顔面への明らかな打撃と判断された」と説明している。
ただ、ユナイテッドOBである元イングランド代表DFギャリー・ネヴィルは、『Sky Sports』の放送でこう述べていた。
「彼はチームメイトを平手打ちした!大したことないがね。
あの平手打ちにどれくらいの悪意があったのか。彼はあれで退場になった。軽い平手打ちだったのか、それともしっかり叩いたのか。
確かに手が顔に出たのは間違いないが、大したことはなかった。顔面への打撃があったというだけで退場にせざるを得なかったのかもしれない。
彼らはケンカしていたわけでもないし、取っ組み合いではなかった。イエローカードで済ませられたはずだ。レッドカードは必要なかった」
50歳のネヴィルからすると、退場にするほどのものではなかったようだ。
プレミアリーグで味方との衝突で退場者が出るのは、2008年以来のこと。
敵地での一戦で早々に数的不利となったエヴァートンだが、前半29分に得点を奪うと、1-0の勝利を収めている。
筆者:井上大輔(編集部)
