ベルギーサッカー協会(RBFA)とキットサプライヤーのadidasは5日、2026年に北米3カ国で共同開催される「FIFAワールドカップ26」に向けたベルギー代表の新ホームユニフォームを発表した。
ベルギーはこの新ユニフォームを着用し、4大会連続14回目のW杯出場を決めている。
Belgium 2026 adidas Home

ベルギー代表 2026 adidas ホーム ユニフォーム
2026W杯に向けた新ホームユニフォームは、レッドを基調にブラックとイエローを配した国旗色のトリコロールカラーが登場。明確な国旗カラーは2021モデル以来となる。
RBFAの説明によると、炎が燃えさかるようなグラフィックは、代表チームの勇敢さと不屈の精神にインスパイアされたものだという。

シャツ全体を覆うグラフィックの正体は、正確には「トライデント」と「炎」を反復させたもので、男子チームの愛称“レッドデビルズ”と、女子チームの愛称“レッドフレイムズ”をイメージさせる。
トライデントとは三叉槍(さんさそう)と呼ばれる武器の一種。これを手にする赤い悪魔の姿は、イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドのエンブレムやマスコットでもおなじみだ。

選手が着用するオーセンティックモデルの襟内側(レプリカは背面の首元)には、トライデントを持つ悪魔をイエローでプリントする。
RBFAによると、このキャラクターのデザインは、かの有名な「小便小僧」への遊び心あるオマージュだという。
噴水の像で有名な小便小僧は世界各地に存在するが、その元祖はベルギーの首都ブリュッセルに設置されたもの。国を象徴する像を悪魔に見立てるセンスが面白い。

(C)Getty Images
新ユニフォームは、15日に敵地で行われた2026W杯予選のカザフスタン戦でデビュー。ホームで行われた18日のリヒテンシュタイン戦でも着用し、7-0の快勝で14回目のW杯出場を決めている。
2026W杯モデルとなる新ユニフォームは、各国のadidas公式オンラインストアで販売中。
筆者:立野敦史(Qoly LFB Vintage)
Qoly × LFB Vintageでユニフォームなどを販売する傍ら、Qolyでユニ記事を執筆。 メタル/ハードロックをこよなく愛するが、ジャズから歌謡曲まで実はただの音楽好き。世界一美しいエンブレムは絶対に旧サンマリノ代表とかたくなに言い続けている。


