現在プレミアリーグで12位と、不調に陥っているリヴァプール。
そうした中、同クラブのライバル、マンチェスター・ユナイテッドのOBであるウェイン・ルーニー氏が思いきった決断を提案をした。英国メディア『BBC』が報じている。
22日のノッティンガム・フォレスト戦では、エースのモハメド・サラーが低調なパフォーマンスに終わり、チームも0-3で敗戦した。
ルーニー氏は「もし私が(アルネ・)スロット監督なら大きな決断をしてチーム全体に影響を与えられるようにすると思う。サラーは守備面でチームの助けになっていない」と述べ、サラーのスタメン起用を見直すべきだと指摘した。
同氏は「もちろん彼はクラブのレジェンドであり、これまでの功績は大きい」とした上で、「もしあなたが、クラブが獲得した選手の一人でベンチに座っているとして、彼があまり走らない姿を見たら、それはどんなメッセージになるだろう?」と話し、チームに不協和音を生む可能性を懸念した。
サラーは昨季、リーグ戦38試合で29得点18アシストを記録する大活躍を見せたが、今季はリーグ戦12試合4得点2アシストと、その輝きが影を潜めている。
また元イングランド代表のストライカーは「(ディオゴ・)ジョタに起きた不幸な出来事が、チームメイトにどんな影響を与えているかを考える必要がある。確かに影響はあるはずだ。しかし、それでも戦わず、タックルをしないことの言い訳にはならない」と、チーム全体の責任を強調した。
夏の大型補強にもかかわらず、直近のリーグ戦7試合でわずか1勝と苦しむリヴァプール。
ルーニー氏は「『彼はユルゲン・クロップではない』とか『クロップほど優れていない』と言われることがある。でもリヴァプールのファンはそういう比較から離れて彼を支えるべきだと思う」と、ファンへ結束を求めた。
筆者:江島耕太郎(編集部)
