なでしこジャパンの一員である谷川萌々子。日本人離れしたスケール感を持つ20歳の大器だ。
2024年パリ五輪のブラジル戦や今年2月のコロンビア戦では衝撃的なスーパーゴールを叩き込んだ。
2024年にドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンと契約を結ぶと、同年はスウェーデン1部ローゼンゴードへレンタル移籍。MFながら得点王に輝き、リーグ優勝に貢献した。今年、バイエルンに復帰するとドイツの地でも活躍を見せている。
そうしたなか、バイエルンは25日に谷川との契約を2029年まで延長したと発表。
バイエルン女子のディレクターであるビアンカ・レーヒは「彼女との契約延長について、疑問の余地はまったくなかった。彼女のプレースタイルは特別。ボールテクニックは驚くほど洗練されており、ピッチ上の誰もが気づいていないようなビジョンを持っている。彼女のプレーを見るのは本当に楽しい」とコメント。
これまでバイエルン女子には熊谷紗希や岩渕真奈さんも所属したことがある。レーヒは、谷川のプレーだけでなく、性格面も評価しており、「(谷川は)穏やかで、礼儀正しく、オープン。日本の文化は私たちにとても合っている」とも語っていた。
谷川はバイエルンでもかなり期待されているようだ。実際、ドイツメディア『Fever Pitch』も「この日本代表は、国内2冠を達成したバイエルンにおいて最も才能あふれる選手のひとり」と伝えている。
筆者:井上大輔(編集部)
