J2の大分トリニータは23日、今季のホーム最終戦でジェフユナイテッド千葉と対戦。
試合は0-1の敗戦に終わったものの、降格圏のレノファ山口FCが引き分けたため、最終節を前にJ2残留を決めた。
序盤戦は好調だった今季の大分。しかし18節を最後に勝利から遠ざかり、次に白星を挙げたのは30節の山口戦だった。
必然的に残留争いに巻き込まれ、8月18日付で片野坂知宏監督との契約を解除。ヘッドコーチから昇格した竹中穣監督のもとで辛うじて残留を果たしている(竹中監督も今季での退任が発表済み)。
厳しい一年を過ごした大分だが、残留を決めた千葉戦では、大分市佐賀関の先日発生した大規模火災の義援金活動をクラサスドーム大分で実施。多くの義援金が寄せられた。
佐賀関で18日に発生した大規模火災では、住宅など約170棟が焼け、1人が死亡。大分市はホームスタジアムと練習場があるクラブのお膝元であり、佐賀関も市内の東端に位置している。
今回、クラブは直近のホームゲームで素早く義援金活動を実施し、その総額が「2,370,955円」で確定したことを26日に報告。「温かいご支援をお寄せくださった皆さま、そしてジェフユナイテッド千葉サポーターの皆さまにも、心より御礼申し上げます」と感謝の気持ちを表した。
また、クラブマスコットのニータンも「たくさんのご協力ありがとうございましたm(_ _)m これからもぼくたちに出来ることがあれば支援していきます!」とSNS上に綴っている。
筆者:奥崎覚(編集部)
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