10月は欧州遠征を実施したなでしこジャパンことサッカー日本女子代表。

24日にイタリアと対戦し1-1で引き分けると、28日に中立地スペインで行われたノルウェー戦では、相手の個に屈し0-2の敗戦を喫した。

なでしこジャパンは今年、初の外国人監督となるニルス・ニールセン体制がスタート。初陣となったシービリーブスカップで初優勝という快挙を達成したものの、その後は東アジアE-1選手権も含め1勝4分4敗の成績に終わっている。

画像: ニールセン体制でキャプテンに就任したMF長谷川唯 (C)Getty Images

ニールセン体制でキャプテンに就任したMF長谷川唯

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チームとしての積み上げは着実になされており、メンバー固定化の「第2フェーズ」に入った10月シリーズでも決定機をしっかり作れていた点はプラス。ただ、ここ9試合で勝利したのがE-1のチャイニーズ・タイペイ戦(4-0)のみというのも事実だ。

来年3月に開催されるAFC女子アジアカップで強さを見せ、2027年の女子ワールドカップで頂点を狙うためにも、今週末にホームで行われる「MS&ADカップ2025」は内容だけでなく結果が求められる。

相手のカナダはFIFAランキング9位。8位の日本とほぼ同格であり、2021年の東京五輪で悲願の初タイトルを手にした強豪だ(CONCACAFなど地域別大会では優勝多数)。

画像: カナダ女子代表 (C)Getty Images

カナダ女子代表

(C)Getty Images

日本同様、カナダも今年1月から新体制に移行。イングランド女子代表のレジェンド、43歳のケイシー・ストーニー監督が指揮を執っている。

ここ最近は、アメリカに0-3、スイスに0-1、オランダに0-1とアウェイで3連敗中。2023年に代表を引退した、331試合190ゴールのスーパーレジェンド、クリスティン・シンクレアの穴を埋め切れていないのが現状だ。

アメリカや欧州でプレーする実力者が顔を揃えているものの、世代交代の最中と言えるチームだけに、日本が誇る若手選手たちの躍動に期待したい。

日本とカナダの一戦は、11月29日(土)15:30から長崎スタジアムシティ(ピーススタジアム)で開催。気になる放送予定は以下の通り。

テレビ放送

TBS系

解説:鮫島彩
実況:佐藤文康
リポーター:齋藤慎太郎

ネット配信

TVer

カナダ戦は、TBS系列で地上波生中継。解説は元なでしこジャパンの鮫島彩さんが担当する。

インターネットでも『TVer』にて無料ライブ配信が実施される。

筆者:奥崎覚(編集部)

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