J1のアルビレックス新潟は28日、MF高木善朗との契約が来年2月1日をもって満了となり、来季の契約を結ばないと発表した。
2018年に新潟へ加入して以来、8シーズンにわたってチームを牽引し続けた功労者が、ビッグスワンを去ることになった。
高木は東京ヴェルディの下部組織で育ち、オランダの名門ユトレヒトや清水エスパルスを経て2015年7月に新潟へ加入。卓越した技術を武器に、ドリブル突破やラストパスで多くのチャンスを生み出した。
2022シーズンのJ2ではリーグ戦32試合に出場して9ゴール6アシストを記録。新潟のJ2優勝とJ1復帰に大きく貢献した。
なお、今季はJ1で18試合に出場したが、得点は挙げられなかった。
今回の発表に際し、高木はクラブの公式ホームページを通じて次のようにコメントしている。
「2018年に加入し、8シーズンを過ごした新潟を離れることになりました。長い間、本当にお世話になりました。
2022シーズン、自分がケガをした次の試合で、サポーターの皆さんからたくさんの愛を受け取ったことはいつまでも忘れません。あの時の皆さんの応援のおかげで、自分は復帰に向けて頑張ることができ、翌年にビッグスワンのピッチに戻ることができました。
また、このクラブでJ2を優勝し、J1昇格できたことが1番の思い出です。
このクラブではサッカー選手としても、人としても成長することができました。アルビレックス新潟の選手として、やり残したことはありません。
どんなときでも支えてくださった皆さんに、心から感謝しています。熱い応援をいただきまして、本当にありがとうございました」
キャリアの節目を迎えた高木の新天地は未定だが、国内外で豊富な経験を積み、長年新潟で活躍した32歳の去就に注目が集まる。
筆者:江島耕太郎(編集部)
