J1の横浜F・マリノスは28日、大島秀夫監督との契約更新を発表した。

今季途中にヘッドコーチから昇格し、チームをJ2降格の危機から救った指揮官が、来季もクラブの指揮を任されることになった。

大島監督はシーズン当初、トップチームのアシスタントコーチを務めていたが、今年5月の監督交代を受けてヘッドコーチを務めることに。最下位を抜け出せない横浜FMは、6月に再び監督交代に踏み切り、大島氏が暫定監督に就任した。

同月中に正式に監督に就任すると、見事にチームを立て直し、第36節でJ1残留を決めた。

クラブはその手腕を高く評価。

中山昭宏代表取締役社長も「残留争いを経験して得た現実的な強さと、現代フットボールのトレンドを融合させながら、現在のチームを適切にまとめ、前進させることのできる最適任者であるという結論に至りました」と期待を寄せている。

今回の契約更新に際し、大島監督は次のようにコメントした。

「来シーズン、監督を務めさせていただくことになりました。

今年の苦しい状況をともに戦い抜いた“一体感”を決して忘れず、アグレッシブにゴールを目指し、攻守において選手が躍動する、そのようなファン・サポーターの皆さまに感動をお届けできるサッカーで、“強い横浜F・マリノス”を取り戻します。

まずは今シーズン残り2試合、ひとつでも順位を上げられるよう全力で闘います。

引き続き、熱いご声援をよろしくお願いいたします」

大島監督は現役時代にも横浜FMでプレーした実績があり、引退後はクラブの育成年代に指導者として携わり、2022年にはトップチームのアシスタントコーチとして同クラブのJ1優勝に貢献した。

クラブを知り尽くす男が、再び常勝軍団の構築を目指す。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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