元オランダでフェイエノールトのロビン・ファン・ペルシー監督が、息子のFWシャキール・ファン・ペルシーの起用理由を説明した。

フェイエノールトはUEFAヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第5節でセルティックとホームで対戦。日本代表FW上田綺世の今季公式戦14得点目で先制したものの、セルティックMF旗手怜央に1得点1アシストの活躍を許して1-3で逆転負けを喫した。

敗戦したフェイエノールトだったが、81分にファン・ペルシー監督の息子であるシャキール・ファン・ペルシーが途中出場。19歳のシャキールはFWの位置でトップチームデビューを果たした。

試合後、ファン・ペルシー監督は「父親としてではなく、コーチとしてあの決断をした。ゴールが必要だったからだ」と息子の起用理由を説明した。『BBC』が伝えた。

「シャキールはあらゆる角度からゴールを決められる選手だ。それが彼を起用した理由だ」

「父親の立場からすると、息子がデビューする瞬間はいつも特別なものだ。でも、私にその瞬間を楽しめる暇はなくて、シャキールと同じように自分の仕事に集中していた」

待望のデビューとなったシャキールだったが、シュートは1本にとどまった。息子のデビュー戦を勝利で飾れなかったファン・ペルシー監督は「シャキールは選手の一人として見ている」と付け加えた。

「もちろん、後で家に帰ったら、お互いを誇りに思う素敵な瞬間が訪れるだろう。シャキールを誇りに思うのは、デビューするすべての選手と同じように、デビューに至るまでには様々なプロセスがあったからだ。彼は懸命に努力し、その栄誉に値した。彼にとって、これは特別な瞬間だ」

なお、シャキールとフェイエノールトの契約は2028年夏までとなっている。

筆者:本田建(編集部)

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