男子チームに三笘薫、女子チームには清家貴子、南萌華、角田楓佳ら日本人選手が所属するイングランドのブライトン。
このほど、ブライトンのアカデミー公式SNSが、このような投稿をした。
「プレミアリーグ・クリスマス休戦トーナメントへのアカデミー(ユースチーム)の参加に関する最近の投稿が中国で不快な思いをさせてしまったことをクラブは心よりお詫び申し上げる。
我々は中国のファンをとても大切に思っており、傷つける意図は一切なかった」
『The Sun』によれば、ブライトンが中国に謝罪することになった理由は、投稿に旧日本軍兵士の写真が含まれていたためだそう。
その投稿は、三笘とブライトンのアカデミー選手が軍服姿の故小野田寛郎氏のサッカーゲーム風カードを持っているような仕上がりになっていたようだ。
第二次世界大戦に従軍した小野田氏は、1945年の終戦から29年が経った1974年にフィリピンから日本へ帰国。2014年に91歳で亡くなった。
ブライトンの投稿は、中国のSNSであるWeiboで拡散され、「巨大なPR危機」と非難されたため、謝罪を余儀なくされることになったようだ。
プレミアリーグ公式によれば、クリスマス休戦トーナメントはU-12選手たちが参加する大会で、第一次世界大戦による犠牲に思いを寄せつつ、若い選手たちがスポーツを通じて歴史や仲間意識、コミュニティの力を学ぶ機会でもあるとのこと。
筆者:井上大輔(編集部)
