イングランド・プレミアリーグのリーズ・ユナイテッドは11月30日、強豪マンチェスター・シティと対戦。2-3で敗れた。
日本代表MFの田中碧は後半アディショナルタイムまで出場を続け、奮闘したものの、クラブは惜しくも後半ATに逆転を許してしまった。
一見、強豪クラブの“強さ”を見せつけることとなったこの勝ち越し劇だが、リーズの指揮官であるダニエル・ファルケ監督はフェアプレーの観点から大きな不満があるようだ。
対戦相手のシティのジョゼップ・グアルディオラ監督が利用したルールは、選手が怪我した際には、一時的にピッチから出なければならないというもの。しかしながら、ゴールキーパーはこのルールの例外で、ピッチから出ずに治療を受けることができる。
イギリス紙『The Sun』によると、ペップはこのルールを利用し、GKジャンルイジ・ドンナルンマの治療中に選手に戦術を指示。
「チームとの話し合いをするために、偽の怪我をすることは可能です。ルールの範囲内であれば賢明な判断です。しかし、それはフェアプレーという意味でそうなのか?私は疑問に思う。もし我々がサッカー選手たちにフェアプレーやスポーツマンシップについて教育せず、ただルールを都合よく曲げようとするなら、それは個人的には好ましくない」と語り、ゴールキーパーの治療に関してルール変更を求める声を上げた。
ジョゼップ・グアルディオラ監督といえば、世界中のサッカーファンの尊敬を一身に受ける名伯楽だ。マリーシアも時に大切な技術ではあるが、世界中の指導者の参考となるような振舞いを意識して欲しいと考え、ファルケ監督は今回の発言に至ったのではないだろうか。
