現在ネイマールが所属している名門サントスが、2部降格の危機に瀕している。2023年にはクラブ創設111年目で初の降格を喫したが、1年で昇格に成功。再びの栄冠に向けて走り出したはずが、今シーズンも下位に沈むことになった。

今回は『Planet Football』から「なぜかプレミアリーグから降格を経験してしまった世界のスター選手たち」をご紹介する。

リオ・ファーディナンド

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降格を経験したクラブ:QPR

リーズ・ユナイテッドで若くして才能を開花させ、その後移籍したマンチェスター・ユナイテッドで長年世界のトップレベルを維持したリオ・ファーディナンド。リーダーシップ、フィジカル、ディフェンス技術を併せ持ったパーフェクトなセンターバックであり、ネマニャ・ヴィディッチとともに世界でも最もパワフルで安定したCBコンビを構築した。

ところが2014年に彼はマンチェスター・ユナイテッドからの退団を発表し、プレミアリーグへと昇格してきたばかりのQPRへと移籍することを決断。その移籍は物議を醸すことになった上、ファーディナンド自身のパフォーマンスも低下し、クラブは全く調子が上がらないまま1年で2部へと降格した。

ファーディナンドは後に「QPRに行くのではなく、ユナイテッドでキャリアを終えたかった。あんなにお金の話ばかりしているドレッシングルームに入ったのは初めてだった。予算がないから練習に参加しない選手もいたし、トレーニングの強度も低かった」と振り返っている。

ジュリオ・セーザル

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降格を経験したクラブ:QPR

リオ・ファーディナンドと同じく、QPRが起こした荒波に巻き込まれてしまったのがブラジル代表の守護神だったジュリオ・セーザルだ。ワールドカップでもプレーした名GKであったが、不運な数年間を過ごした。

インテルで7年半を過ごして活躍したあと、クラブの経費削減の煽りを受けて退団を余儀なくされてしまった。そして行きついたQPRでは1年での2部降格を喫した上、2年目は契約を残したままでチームから外され、半年もの間干されてしまった。

「QPRに行くなんて思ってもみなかった。全てが困難だった。インテルは経費削減を望んでいて、僕の給料を下げようとしたが、それは不公平だと感じたから退団した。しかしオファーはQPRからしかなかった。そして何も計画通りに進まなかった。クラブは多額の投資をしていたが、勝利のメンタリティが欠如していて、降格してしまった」とジュリオ・セーザルは後に語っている。

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