この夏にドイツ1部シュトゥットガルトからオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクに移籍したチェイス・アンリ。
21歳の彼は日本人の母とアメリカ人の父を持つ188cmの大型ディフェンダーだ。尚志高校で全国高校サッカー選手権に出場すると、Jリーグを経ずにドイツでプロになることを選んだ。
U-23日本代表経験もある逸材だが、怪我のために3月から離脱が続いている。
ザルツブルクではまだ出場できてないが、『Kronen Zeitung』は、彼の現状についてこう伝えていた。
「チェイス・アンリはチーム練習の一部に参加した。
このセンターバックは、ここ最近はタクスハムを拠点にしており、タルガウにあるアスリート・パフォーマンス・センターにはもう通っていない。
ただ、21歳がピッチに立つのは新年までは見られそうにない」
タクスハムには、ザルツブルクのメイン練習施設がある一方、アスリート・パフォーマンス・センターは、レッドブルが所有する主にリハビリ向けの施設。
つまり、チェイス・アンリは、リハビリを終えてトレーニングを本格化させるようだ。ただ、試合に復帰するのは、2026年以降になる模様。
なお、オーストリアリーグは12月中旬から2月まではウィンターブレイクとなるが、ザルツブルクは1月にUEFAヨーロッパリーグの戦いがある。
筆者:井上大輔(編集部)
