日本代表で主将を務めるMF遠藤航。今季は所属するリヴァプールで出場機会が限られている。

現地メディア『Liverpool World』は2日、「遠藤のリヴァプールでの時間は終わりに近づいている」と伝えた。

リヴァプールは現在、守備的MFの補強を最優先に進めており、その動きが沿道の立場に直接的に影響を及ぼすことになりそうだ。

同クラブを率いるアルネ・スロット監督は、守備的MFのポジションに“強固な6番”を求めており、レアル・マドリーのフランス代表MFエドゥアルド・カマヴィンガの獲得へ、移籍金6000万ユーロ(約108億7000万円)のオファーを準備しているという。

遠藤はユルゲン・クロップ前監督時代に重要な戦力として評価され、加入初年度にはプレミアリーグの激しい戦いの中で、持ち前の守備力を発揮した。

しかし、スロット監督就任以降は、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフの加入などもあり、状況が一変。今季は公式戦7試合の出場にとどまっており、プレミアリーグでは36分しかプレーしていない。

それでもスロット監督は遠藤を「彼を選手としても人間としてもリスペクトしている。チームがいつようとする時間がどれだけ少なくても、常に準備ができている」と、日本代表主将の人間性やプロとしての姿勢を称賛している。

遠藤自身もSNSでファンから多くのコメントをもらっていることを明かし、「とても支えられていると感じますし、ファンは僕のことを愛していると思います」と語った。

だが、リヴァプールが守備的MFの補強に向けて積極的に動き出している現状から、遠藤の出場機会が大幅に改善される見込みは薄く、カマヴィンガの獲得が決まれば遠藤の序列はさらに下がる可能性が高い。

プレミアリーグで奮闘してきた日本代表MFにとって、今冬はキャリアの新たな選択肢を迫られる期間となりそうだ。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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