日本代表MF三笘薫が所属するプレミアリーグのブライトンが公式SNSに投稿した画像が物議を醸している。
ブライトンアカデミーは、プレミアリーグ・クリスマス休戦トーナメント「クリスマス・トルース・カップ」への出場を祝い、同クラブアカデミーの公式Xに投稿を行った。
大会参加を祝うコメントとともに、旧日本軍兵士である故・小野田寛郎氏の写真をサッカーゲームのカード風にアレンジした写真を手にした三笘とアカデミーの少年の画像をアップ。
この投稿が中国のSNSを中心に拡散されると、ブライトンへの批判が集中した。
その後ブライトンは当該投稿を削除し、謝罪文を投稿することになった。
だが、この一件に反応したのは中国だけではなかった。
韓国メディア『FT SPORTS』は2日、「ブライトンの歴史認識への欠如が招いた惨事。『戦犯美化マーケティング』騒動でアジアのファン心は崩壊危機」と題して、ブライトンの一連の騒動を報じた。
同メディアは、「わずか4カ月前に韓国の有望株ユン・ドヨンに関する告知で、韓国語ではなく日本語を使い、韓国のファンから強い批判を受けた」と韓国人選手をめぐる過去の不手際を紹介し、「致命的なミスを繰り返している」と批判した。
さらに同メディアは、ブライトンの「謝罪の範囲」について厳しく指摘。「日本の軍国主義の被害者である韓国など、他のアジア諸国のファンに対しては一切謝罪していない」と不快感をあらわに。
続けて「ブライトンはアジア人選手を獲得して市場拡大を試みてきたが、歴史・文化的認識の欠如により、グローバルクラブとして最低限の資格を持つのか、疑問が投げかけられている」と、ブライトンの対応を酷評した。
筆者:江島耕太郎(編集部)
