リーズの日本代表MF田中碧が強豪相手に2試合連続ゴールを決めた。
昨シーズンはリーズの2部リーグ優勝に大貢献した田中だが、昇格した世界最高峰のプレミアリーグでは苦戦。
ただ、3日の強豪チェルシー戦で圧巻のプレミアリーグ初ゴールを決めると、6日に行われた昨シーズンの王者リヴァプールとの対戦でも劇的なゴールを決めた。
リーズは2点差を追いつくも後半35分に勝ち越され、敗戦濃厚に…。だが、後半アディショナルタイムにコーナーキックから田中が同点ゴールを奪うと選手たちは感情を爆発させていた。
後半20分から途中出場した田中の劇的同点弾により、試合は3-3の引き分けで終了。これでリーズは強豪チェルシーとリヴァプール相手に1勝1分と勝ち越し。
田中は『Sky Sports』で「(ホームスタジアムの)この素晴らしい雰囲気を見てほしい。誰も諦めていない。勝てなかったけれど、勝点1を獲得できたのはいいこと。今週は素晴らしい試合をして勝点4を獲得できたのはよかったけれど、僕らはまだ下位なので、もっとよくならなければいけない」とコメント。ダニエル・ファルケ監督は「またも魔法のような夜だった」と歓喜していた。
『Leedsunited.news』によれば、リーズGKルーカス・ペヒは、田中が劇的同点ゴールを決めると喜びを爆発させ、サポーターに向かって田中のチャントを先導すると、自らも「AO」と叫んでいたそう。そのうえで、同紙は「リーズで本領を発揮しはじめた田中は、ロッカールームで明らかな人気者になっている」とも伝えている。
一方、リヴァプールは、後半38分にクローザーとして日本代表MF遠藤航を投入していたのだが、痛恨のドローとなった。
筆者:井上大輔(編集部)
