今シーズンからスイスの名門バーゼルでプレーする常本佳吾。

27歳の常本は明治大学を経て、鹿島アントラーズでプロになったサイドバックだ。

筑波大学でプレーした三笘薫が対峙したなかで印象に残っている相手として名指したこともあるほど守備力に定評がある。いまだ日本代表経験はないが、欧州で確かな評価を得ている。

その常本が7日のヴィンタートゥーア戦でバーゼル移籍後初ゴールを決めた。

後半アディショナルタイム、味方のシュートのこぼれに素早く反応すると、相手GKに一度はシュートを止められるも、体ごと押し込むような形でゴールを奪った。

ジェルダン・シャキリらチームメイトたちは常本に駆け寄り、彼を祝福していた。この劇的弾により、バーゼルは2-1で勝利している。

リーグ3位に甘んじているバーゼルは、リーグ戦で3試合勝ちがなく、この日も最下位相手にPKを失敗するなど苦しんだ。

『Bluewin』は「常本がバーゼルを救った」とその活躍を讃えていた。

また、『Bild』などによれば、バーゼルのリュドヴィク・マニャン監督は、この試合に勝てなかった場合に解任の可能性があったようで、「常本が終盤に決めたゴールでおそらく監督は解任を免れた」とも現地では伝えられている。

そのマニャン監督は「3回連続でPKを失敗した時の頭の中は知りたくないだろう。でもそれがサッカーだ。感情は尽きない」と試合後に語っていたそう。

筆者:井上大輔(編集部)

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