内野航太郎と福田翔生が所属するデンマークの強豪ブレンビー。

11度の国内リーグ優勝を誇る名門だが、今シーズンは18試合時点で7敗を喫するなど苦しんでいる。

8日のヴァイレ戦では最下位相手に1-2で痛恨の黒星を喫し、3連敗となってしまった。

この試合では福田が後半27分に同点ゴールを決めたが、彼はその5分後に交代。福田を交代させる前に退場者を出していたブレンビーは、その後に勝ち越され、痛い黒星となった。

『campo』などによれば、ブレンビーのスティーヴ・クーパー監督は、試合後にこう話していたそう。

「福田のゴールで追いついたが、その後にレッドカードと(相手への)PKで非常に難しい状況になってしまった。

(福田は)交代させたくなかったが、この数か月はあまりプレーしていなかったので、下げざるを得なかった。

彼はハーフタイムの時点で疲れがあると言っていた。彼はチームのなかで最大の脅威になっていた。

ハーフタイム直後につり始めた足が限界だったので、脅威であり続けることができなかった」

福田は逆サイドからのクロスに滑り込むようにして、今シーズン3点目のゴールを奪ったが、疲労のために交代を余儀なくされたようだ。

25歳の福田は、この夏にJ1湘南ベルマーレからブレンビーに移籍したアタッカー。

名門の東福岡高校から当時JFLのFC今治に加入すると、その後、J3のY.S.C.C.横浜でゴールを量産して、J1に引き抜かれた苦労人でもある。

2024年シーズンにJ1で10ゴールとブレイクすると、今シーズン途中に海外移籍を決断。

今年9月に就任したクーパー監督のもとでレギュラーに抜擢されたが、その後は体調不良による欠場もあり、この日がおよそ2カ月ぶりの先発だった。

筆者:井上大輔(編集部)

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