鹿島アントラーズの9年ぶりとなる優勝で幕を閉じた明治安田J1リーグ。
2025シーズンも、全380試合の中で生まれたさまざまなプレーが優勝争いや残留争いを盛り上げた。
そんなJ1の各種データを紹介する。
今回は、シーズンを通したチームスタッツの「空中戦勝率」。今季空中戦の勝率が高かったJ1チームのランキングは以下の通りだ。
空中戦勝率 2025シーズン
※浮いているボールに対し、両チームの選手が空中で競り合うプレー。競り合いで先にボールに触った選手を勝利としてカウント
1位 58.8% FC町田ゼルビア
2位 55.2% アビスパ福岡
3位 54.4% 名古屋グランパス
4位 54.3% 鹿島アントラーズ
5位 52.6% 横浜FC
6位 52.4% サンフレッチェ広島
7位 51.1% 柏レイソル
8位 50.1% ヴィッセル神戸
9位 49.5% セレッソ大阪
10位 49.4% FC東京
11位 49.0% ファジアーノ岡山
12位 48.9% 浦和レッズ
13位 47.6% 清水エスパルス
14位 47.5% 川崎フロンターレ
15位 47.3% 東京ヴェルディ
16位 46.9% 京都サンガF.C.
17位 46.6% ガンバ大阪
18位 46.4% 湘南ベルマーレ
19位 43.5% アルビレックス新潟
20位 42.9% 横浜F・マリノス
1位は、Jリーグで空中戦と言えばやはりこのチーム!黒田剛監督率いるリーグ6位のFC町田ゼルビアで、勝率はダントツの58.8%となった。
個人スタッツの「空中戦勝利数」でも、オ・セフンが3位(177回)、岡村大八が12位(114回)、望月ヘンリー海輝が13位(113回)、中山雄太が28位(82回)とトップ30に4名がランクインした。

身長194cmの韓国代表FWオ・セフン
一方、最下位は今季残留争いを強いられたリーグ15位の横浜F・マリノス。チームスタッツの「空中戦勝利数」は17位だったが(最下位はセレッソ大阪)、その勝率でより苦しむ結果となった。
選手個人で見ても、「空中戦勝利数」チームトップは54位(56回)に入ったボランチのジェイソン・キニョーネス。DFで最上位はトーマス・デンの65位(49回)だった。
昨今はロングスローを含むセットプレーの重要度が世界的に増しているだけに、引き続き大島秀夫監督が指揮を執る来季に向けた課題の一つと言えそうだ。
筆者:奥崎覚(編集部)
試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。
