日本代表DF板倉滉に、アヤックスOBから厳しい声が飛んだ。

オランダメディア『Voetbal International』によると、カラバフ戦でアンカー起用された日本代表DFのパフォーマンスに、クラブOBのテオ・ヤンセン氏らが辛辣な評価を下したという。

UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節で、アヤックスはアゼルバイジャンのカラバフと対戦し、4-2で勝利した。

ただアンカーとして先発した板倉は、自身の背後を突かれた場面から失点に関与。その後は最終ラインへ落ちたり、中盤で配球役に入ったりと、攻守で立ち位置を入れ替える難しいタスクを任されていたものの、なかなかリズムをつかめないまま65分に途中交代となった。

試合後、OBのヤンセン氏は「板倉はボール保持の場面でまったく関与せず、守備面でももろさが目立った」と断じ、「使えるMFがいるなら、彼を代えて誰でも使った方がいい」と厳しく指摘した。

さらに、「彼はすべてをブロックしようとするGKのようで、何をすべきか分かっていない。板倉がボールを持つと、とにかく早く蹴り出そうとする。そもそもボールを持ちたくないのだろう。これはもはやサッカーとは言えないプレーだ」と、板倉のプレー姿勢にまで言及した。

 同じくOBのウィム・キーフトも「板倉を責めきれないのは、このポジションが彼の特長を活かせない場所だからだ」と前置きしつつ、「彼は単純にサッカーができない。ヨシプ・シュタロ同様、狭いエリアで守ることが求められる」と冷静に分析した。

アヤックスは序盤の失点後も粘り強く戦い、奇跡的に試合をひっくり返して勝利を収めたが、現地では「内容は決して良くなかった」「相手のレベルを考えると手放しで喜べない」との声が多い。

OBたちの批評を踏まえると、アヤックスでの板倉の役割は今後再考される可能性があるだろう。

アヤックス復権へ向けてチームが試行錯誤を続ける中、板倉がどのように立て直していくか。今後の巻き返しに注目が集まる。

筆者:江島耕太郎(編集部)

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