1月の移籍市場オープンに向けて、Jリーグクラブが積極的に動き出しているようだ。
移籍市場に精通したイタリア人ジャーナリスト、ルディ・ガレッティ氏によると、キプロス1部のパフォスFCに所属するブラジル人DFブルーノ・フェリペに、母国ブラジルやメキシコの強豪クラブと並び、“日本の有力クラブ”が問い合わせを行ったという。
31歳のブルーノは、今季ここまで国内リーグ12試合で2得点3アシストを記録し、攻守にわたって存在感を発揮。
堅い守備に加え、果敢なオーバーラップとクロス精度の高さを武器に、パフォスの攻撃面でも欠かせない選手となっている。
さらに今季は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で6試合(予選含め11試合)に出場しており、欧州のビッグクラブ相手に引けを取らないパフォーマンスを披露。世界中が注目する大会で活躍して評価を高めている。
右サイドであれば、攻撃的なポジションもこなせる同選手は、右サイドを活性化させたいJリーグクラブにとって、魅力的な選手と言えるだろう。
ブルーノは2027年までパフォスと契約を結んでいるが、ガレッティ氏は「今後数カ月が彼の将来を左右する可能性が高い」と指摘する。
CLでのプレーが、ブルーノにとって「自身の実力を示す大きなチャンスとなる」という。
パフォスは11日に、CLでイタリアの名門ユベントスとのアウェイ戦に臨んだが、0-2で敗れた。
それでも、ブルーノが出場したこの試合には、欧州各国からスカウトが集まったという。
守備の安定感、豊富な運動量、そして攻撃の起点にもなるブルーノのプレースタイルは、多くのJリーグクラブが欲しがるはず。
争奪戦必須のブラジル人DFの今冬の動向に、注目が集まる。
筆者:江島耕太郎(編集部)
