昨シーズンからリーズでプレーする日本代表MF田中碧。
1年目はイングランド2部リーグ優勝に大きく貢献する活躍を見せたが、世界最高峰のプレミアリーグに昇格した今シーズンは苦しんでいた。
ただ、強豪のチェルシーとリヴァプール相手に値千金のゴールを叩き出すなど本領を発揮し始めている。
リーズのダニエル・ファルケ監督は、会見で田中について聞かれるとこう話していた。
「彼にとって重要な1週間になったね。
マンチェスター・シティ相手に素晴らしいパフォーマンスを見せたし、チェルシー戦でも並外れていた。リヴァプール戦は7日間で3試合目だったから、出場時間を調整したんだ。まだ改善の余地はあるけれど、素晴らしいパフォーマンスだった。
私は常に感情的な選手だったし、彼も感情に突き動かされてプレーしているし、いつもピッチで全力を尽くす。
少しモチベーションが上がりすぎてしまうこともあるが、ミスを怖がったり、隠れてしまうような選手よりはそういうタイプのほうがいい。
彼は勇敢な選手だ。ボールを受けたがるし、プレッシングにも行きたがる。そこが一緒に働くのが大好きなところ。
バランスを見つける必要がある時もあるが、全体的にはチームにとって重要な選手さ。
そして、決して忘れてはいけないのは、トップレベルでプレーする初めてのシーズンだということ。彼はトップリーグでプレーしたことはなかったからね」
27歳の田中は、ドイツ2部やイングランド2部でのプレー経験はあったが、欧州トップリーグでプレーするのは今シーズンが初。
指揮官は、判断力をより磨く必要があるとしつつ、高い評価を口にしていたようだ。
筆者:井上大輔(編集部)
