今シーズンからドイツ1部ザンクトパウリでプレーする藤田譲瑠チマ。優れたパスセンスを持つ23歳の日本代表MFだ。
その藤田は13日のブンデスリーガ第14節ハイデンハイム戦で2アシストを記録した。
前半35分にオランダ人FWマルタイン・カールスの先制点をお膳立てすると、後半8分にも絶妙なスルーパスでカールスの2点目をアシスト。
【藤田譲瑠チマが2アシスト! | ザンクト・パウリ×ハイデンハイム|ハイライト】ブンデスリーガ第14節|2025-26シーズン
www.youtube.com前半に退場者を出していたザンクトパウリだが、藤田の活躍などもあり、2-1の勝利を収めた。
引き分けとなった前節で泥沼の連敗を9で止めたザンクトパウリは、実に第3節以来となる勝点3を手にしている。
クラブ公式サイトによれば、カールスは「本当に重要な試合だったので、信じられない気持ち。自分たちにとって生きるか死ぬかの試合だった。あのゴールは譲瑠から完璧なスルーパスを受けた時に、素早く、そして強くシュートしなければならないと分かっていた。そうすればブロックされず、GKにとって非常に難しいシュートになるからね。2点目はカウンターアタックから生まれた。ああいうチャンスは必ず来ると分かっていた。ボールが入ったことに少し驚いたけれど、2点とも決められたことがとにかく重要だった」と試合後に語っていたそう。
『Bild』などによれば、カールスのシュートは時速106キロを記録していたという。
一方、藤田は「一人少ない後半は大変だったけれど、勝点を得るために全力を尽くした。本当に嬉しい。残留のために重要な勝点をとることができた。アシストも嬉しい。いつもストライカー(へのパス)を狙っている。マルタインが背後への素晴らしい走り込みをしてくれた」と話していた。
現在16位のザンクトパウリは、20日のマインツ戦で2025年の戦いを終える。
筆者:井上大輔(編集部)

