強豪の青森山田高校時代から将来を嘱望されてきた松木玖生。左利きのMFとして本田圭佑とも比較されてきた大器だ。
FC東京でプロになると、2024年夏にサウサンプトンへ引き抜かれ、昨シーズンはレンタル先のトルコ1部ギョズテペでプレー。
今シーズンは、英2部に降格したサウサンプトンに復帰したが、8月末以降出場機会がない。
8月26日にカップ戦で圧巻のゴールを決めたが、トップチームでプレーしたのは8月30日が最後。
『Daily Echo』によれば、サウサンプトンのトンダ・エッカート監督は、松木を讃えつつも、まだ出場する時期ではないことを認めたという。
「松木は素晴らしい。エネルギーに満ちているし、毎日の練習場ではとてもプロフェッショナルだ。
それが彼に求められていること。本人はプレーを切望しているし、ずば抜けた左足を持っている。
先日、彼と話をして、うまくいかない状況もあると伝えた。彼は辛抱強さを保ち、取り組み続けなければいけない。素晴らしくやっているよ。
彼は我々に強い印象を与えている。常に注目される選手もいれば、影になる選手もいる。
ただ、彼が練習での質を上げていることは、チームが試合に臨むうえで助けになっている。彼は本当に素晴らしくやっているよ」
練習には素晴らしいプロ意識で臨んでいると評価しているようだ。
ただ、トップチームで出場機会を得られない状況が続くのなら、22歳になった松木は、別の場所でプレータイムを得ることを考える可能性もありそうだ。
筆者:井上大輔(編集部)
